What's すば?
見た感じは蕎麦というよりちじれ麺のうどん。もっと言うと名古屋のきしめんのよう。でも、見た目とは舌ざわりも歯ごたえも全然違う。
リザンシーパークホテルのレストランで初めてコレを食べたときは、ぼそぼそした食感で、正直「なんだコレは?」って思いましたさ。
スープは・・・・・うん。いける。
かつおメインの香りに昆布と獣肉の出汁が利いていて、鴨南蛮や肉うどんに通じる味。とっつきやすくて好みです。
具には紅生姜がついていて「コレはちょっと違うんじゃないの?」と思ったけど、入れてみると結構マッチする。
香辛料は島唐辛子を泡盛に漬け込んだ“こーれーぐーす”。
意味もわからずにドボドボドボドボッと流し込んだら辛いの酒臭いので汗だくだく;;

それなのに、次の日になると不思議とまた食べたくなった。そんな出会いでした。

沖縄そばと言っても蕎麦粉は使われておらず、100%の小麦粉をかん水で練り上げるので中華麺の分類に入ります。
製法は一般的にはかん水を使って練り、一度茹でた麺に油をまぶして常温で冷まし、一晩干した物を使います。麺の形は平打ちが多く、油をまぶす為縮れ麺が一般的です。
が、しかし。古来の製法を用いる店ではガジュマル等の木を燃やした灰を溶かした灰汁の上澄みをかん水の変わりに用いたり、面も平打ちではなく細麺だったり太麺だったり、あるいは打ちたての麺を使用したり(この場合油をまぶさないらしい)、具に特色を持たせてみたりと、一言では語れないバリエーションが有ります。
薬味には必ず紅生姜の細ぎりが付いてきます。

通常沖縄そばと呼ばれるものにはネギと沖縄のかまぼことラフテー(三枚肉・・・・・ベーコンに使うばら肉ね)がメインの具になります。
ソーキそばには2種類あり、骨付き肉は本ソーキ、軟骨付きは軟骨ソーキと呼ばれています。軟骨はそのまま食べることが出来ます。
テビチそばはいわゆるトン足が入っています。
ふーちーばーそばはヨモギが入っていて独特のいい香りですが、とても苦いので苦手な方にはお勧めしません。
その他、アーサ(あおさ)そば、ゆし豆腐そば、野菜そばなどがあり、また地方によって名護(なご)そば、首里(しゅり)そば、与那原(よなばる)そば、山原(やんばる)そば、宮古そば、八重山そばなど地方の特色がそれに加味されるので数え切れません。数える気もありませんが^^

ちなみにここまではわかりやすく“そば”と書いてきましたが、沖縄では“すば”と発音します。
そのまま“沖縄すば”と表記してある店も少なくありません。




今回食べた代表的な3店
「沖縄すば 淡水」
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ここの“すば”はある意味、期待を裏切られる。
俺の頭の中にあった沖縄そばのイメージは覆されました。スープは限りなく澄んでいてあっさりすっきりとしている。それでいて水臭くはない。
ソーキすばを注文しましたが、本ソーキと軟骨ソーキ、両方が乗っていました。

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化学調味料は使わず塩も控えめであるが、かつおの削り節のいい香りと肉の出汁がよく利いているのでとても旨いです。
メニューにある「じゅうしい」とは沖縄風の炊き込みご飯のこと。雑炊が語源のようです。ちなみに「大」と書いてあるのが「並み」で「大盛り」が大盛り。ややこしいな^^
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こーれーぐーすは自家製で泡盛と島唐辛子の比率もいい塩梅でした。

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スープを残すのがもったいなく思い全て飲み干しました。
コレも自家製の器をテーブルに下ろすと目の前にあった息子の鉢も空でした。


「きしもと食堂 八重岳店」
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こちらもよく知られているお店です。本店の方が有名ですがこちらも負けず劣らずの繁盛ぶりでした。ここの麺は一般的な沖縄すばのそれより口当たりがやわらかく腰もしっかりあって、今まで食べた中では一番旨い麺だと思います。ちょっと濃い目のスープもこれぞ沖縄そばと言うもので、初めて沖縄そばを食べる人にはもってこいでしょう。
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外の看板をみると「木灰沖縄そば」って書いてありました。美味しい麺の秘密はコレだったんですね。

e0124483_126423.jpg話は余談になりますが、岸本食堂の横にレンコン畑があるんですが、そこで初めてヤンバルクイナと思しき鳥に遭遇してしまいました。
駐車場の柵の外に一段低くなって畑があり何気なく覗き込みました。30cmぐらいの黒っぽい体に赤いくちばしの鳥が3匹いたんですが、俺に気づくとすごいスピードで走って蓮の葉っぱの下に隠れました。
カメラを持っていたので何とか撮れないかと思い、角度を変えてみるとまたササササッと草むらの中へ逃げてゆきました。
会計を済ませて出てきた家内にそれを話すと「ヤンバルクイナとちゃうのん?」とあっさり。
確かにここは山原(やんばる)地方だけど、2000匹を切った絶滅危惧種の鳥が道路沿いの畑で遊んでたとは思えない。しかも3匹も^^;
でも、家に帰ってからネットで色々と調べれば調べるほど、アレはヤンバルクイナに間違いなさそうです。
もうちょっと頑張って写真に収めてくれば良かった。今度はいつお目にかかれるのやら・・・・・・くぅ><;
(写真はネットから拾ってきました。まさにこいつだった・・・・・orz)






「花織そば」e0124483_28829.jpge0124483_285353.jpg


















読谷村(よみたんそん)にある花織(はなうぃ)そば。
ここはいい意味で何の変哲もない沖縄そばを食べさせてくれるお店です。
「淡水」のように洗練されたスープでもなく、「きしもと食堂」のように餅のような食感の麺でもなく、ごく普通の「ああ。これぞ沖縄そばだ」と言う味わい。
開店と同時にお邪魔したのですが、すぐに満席状態。しかも、USアーミーが家族を連れてやってくるやってくるw
アメリカ人にも沖縄そばは旨いらしい^^
野菜そばとかテビチそばなどのバリエーションはこの店から発信されたとも聞いています。

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家内が頼んだ「野菜そば」と俺の「花織そば」。野菜そばでかっ!コレで650円は安ッ!この大きさの違いは、そのまま我が家の勢力分布図でもあり
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看板メニューの「花織そば」にはラフテーとソーキとテビチが入って味の違いが楽しめます。コレも600円とかなりリーズナブル。


ここに揚げた以外にも美味しいと評判の店が一杯。次にこの地を訪れるのがいつになるのかわからないけど、今から楽しみです。
3泊4日の沖縄旅行で俺が食べた“すば”は6杯。
気に入ったのは「淡水」でした。

“すば”ではないので選外ですが、首里城のふもとにある「うちなぁそば 青雲」の「マーボーじゅうしぃ」が旨かった。
炊き込みご飯にマーボー豆腐は頭で考えると変ですが、じゅうしぃに出汁がかけられていて、その上にマーボー豆腐が乗り、お茶漬けの感覚です。値段も200円と安く、お勧めです。

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by shigekkies | 2008-01-10 07:55 | たわごと
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